第6回のエントリーを開始しました!詳細は応募方法のページから!
「学力向上アプリコンテスト」も第一フェーズの5回の開催を経て、今年は、いよいよ第2フェーズの第6回を迎えました。
ところで、「学力」はどのように向上するのか?、どのようにその成果を測るのか?。多くの皆さんが連想するのは、「テスト」でしょうけれど、「学力向上」をテストで簡単に測れないのは、主体性や感受性などの「面白がること」や「夢中になれる気分」ではないかと思います。難しくてなかなか理解できない内容でも、何かのきっかけで面白がれれば、興味が湧き夢中になります。ヤル気が湧いてきますね。そうなれば、学力はどんどん向上する気がします。「学力向上アプリコンテスト」が創出したいのは、そういうことだろうと僕は思っています。
勉強することって、楽しく面白いことだって実感させてくれるアプリの工夫とデザイン表現にチャレンジしてください。
まずは、「わかりにくいこと探し」から始めると、アイデアが湧いてくる気がしますね。それがクリエイティブの出発点。だから、電気通信大学協定校である武蔵野美術大学もずうっと後援させてもらっています。ユニークなアプリの応募、大いに期待しています。
近年、子どもたちを取り巻く環境が大きく変化しています。第一はGIGAスクール構想による一人一台の端末が貸し出しで、全国の小中学生は学習のために自由に端末を活用できるようになりました。GIGAスクール以前は授業で一斉に学習するしかありませんでしたが、端末を活用することで自分の理解度やペースに合わせて学習することが可能となりました。第二は生成AIの登場で、多くのことがコンピュータで自動的に処理できる時代となり、生成AIをどのように使っていくとよいのか、またこのような時代に人々は何を学ぶとよいのか考えないといけない状況になりました。このように環境が大きく変化している中、変化に対応した新しい学習内容や学習法の開発が望まれています。これからの社会を背負う子どもたちのために、新しい環境に適した学習アプリケーションを考案してください。
GIGAスクール構想の導入により、様々な学力向上アプリが提供されています。色々な動画や音声などを用いて作られているアプリは、視覚的に理解しやすく、アイコンを押すことで意思表示できるなどの点から特別支援教育の分野でも有効であるとされています。是非、特別支援教育にも関わる創意工夫の富むアプリの応募を期待しています。
私は前回の本コンテストで優秀デザイン賞をいただきました。
このコンテストで応募した作品も、実際にアプリとしてリリースすることを視野に含めると親しみやすさという要素は非常に大切になると思っています。
アプリを作りたいなと思ったとき、その教科やゲーム性などを一度細かく分析して要素をあげて経路を決めて作っていくことが開発をよりよく進めてくれる導になるはずです。
開発に詰まってしまってもモチベーションを落とさず、一度後ろを振り返って今の自分を改めて把握してみたり、新しいことにどんどん挑戦していってください!
今年の学力向上アプリコンテストにどんな作品が集まるのか楽しみにしています!
このコンテストを通じて一つのアプリを生み出すことは、「学びを楽しく、わかりやすくする」 という大きな挑戦です。 個人でもチームでも、創造性を大切にしながら、 「このアイデア面白い!」 と思える作品を作っていきましょう!
試行錯誤の中で新しい発見があり、繰り返し表現を磨いていくこと、すべてがきっと成長につながります。楽しみながら、最高のアプリを生み出してください!応援しています!